口角が上がっているだけで周囲から好印象
唇の両端のあたりのことを口角と呼びます。口角が上方向に上がっていると、笑顔に近い表情になり、周囲からは好印象を持たれやすいです。周囲からすると、機嫌が良さそうに見えたり、あるいは自分に好意を持ってくれているのではないかと勝手に勘違いしてくれたり、そのように受け取られます。
逆に、口角が下がっていると、不機嫌、不満、怒り、の感情を表しているように見えてしまい、周りは声をかけづらいですし、場合によっては知らない内に(直接的には何もコミュニケーションをとっていないのに)関係性が悪化してしまっていることすらあるかもしれません。
人間は中身が大切です。しかし、残念ながら、人間には見た目で他者を瞬間的に判断する能力が備わっており、外見も大切です。なぜ見た目で瞬間的に判断しなければならないのかと言えば、おそらく、自然界においては危険を避けるためであったり、時間コストを圧縮するためであったりしたのではないかと私は考えています。これは人間が進化の過程で得た本能的な能力の一つなので、諦めて受け入れた方が得策です。
外見も大事なのだとして、どこが判断基準か。様々ありますが、最たるポイントは、顔の表情です。顔の印象で、かなりの程度情報が他者に伝わります。その中でも口角が上がっているか下がっているかが重要な要素なのは、前述の通りです。そこで口角を上げる行動を一日0.1%取り入れていきたいということですね。
唇まわりのトレーニングをしよう
口角を上げるためには、唇のまわりの筋肉を鍛えると良いです。特に、鏡の前で口角を上げた時に、唇まわりの筋肉がプルプル震えてしまうという方(私もそうでした)にはお勧めです。それは筋肉があまり鍛えられていないということです。
さて、ネットで調べると色々なトレーニングが出てくると思います。私が試した中で、お手軽で一日1分からできるものをここでは紹介しましょう。
使うものは、ペットボトルです。ペットボトルの大きさは、はじめは500mlくらいが良いでしょう。負荷が軽いなと感じたらもっと大きなものに随時変えていってください。
このペットボトルを口でくわえますが、歯は使わず、唇だけでくわえてください。その状態で、ペットボトルがへこむくらい思い切り息を吸います。そのまま10秒間キープです。これを一回3セットで行います。そうすると、大体1分程度時間が過ぎているはずです。
いざやってみると分かりますが、結構きついです。慣れてくるまでは、柔らかかったり小さかったり、無理しない程度のペットボトルで行いましょう。あくまで、確実に実行できて、かつ毎日継続できることが大切です。
トレーニングを行う時間帯はいつでも良い
これは一日0.1%の行動から外れてしまうのですが、職場や学校などで常に口角を上げる意識でいると、かなり効果的です。慣れるまで大変なので、余裕のある方向けではありますが。
そこまでやらずとも、唇まわりの筋肉を鍛えていけば、それまでよりは確実に口角が上がってきます。人間の目というのは凄いので、少しずつでも口角が上がっていけば、周りは無意識の内に(勝手に)それを認識して、好印象を持ちやすくなります。
ちなみに、朝でも夜でもいつでも良いです。筋トレという側面で考えると、より効果的な時間帯があるのかもしれませんが、大事なのは一日0.1%行動を変えるということです。まずはどの時間帯でも良いので、1分間、口角を上げるトレーニングを始めましょう。