植物を育てるのは労力も時間も少なくて済む
多くの人が知っているように、大抵の植物は鉢植えに植えて適度に光が当たるところに置きさえすれば、あとは毎日水をやるだけで育ちます。つまり、とても低いコストで生き物を育てる喜びを感じることができます。
特にサボテンはうっかり水をやり忘れてもびくともしないので、自分がちょっと面倒くさがりだと感じている人にはお勧めの定番です。もちろん、花も咲きますから、育て甲斐も十分あります。
このように簡単な植物の生育、これを一日0.1%分、植物に付き合ってあげる感覚で行ってみてはどうでしょうか。ただ水をやるだけならものの数秒から十数秒で終わってしまうので、1分間分、植物に愛情を注ぎましょう。何をするかは人それぞれで良いですが、一番ポピュラーなのは、声をかけてあげるということです。
植物は音は聞けないはずですが、声をかけてあげるとしっかり反応しているとの話です。愛情がこもった言葉をかけてあげれば、その分、良く育つと言われています。そこで、水をやった後はたっぷりと声をかけてあげましょう。
どんな言葉でも良いです。自分の身の上を話すのでも良いですし、頑張って育てよ~など植物への励ましでも良いです。植物がまるでパートナーかのように話しかけましょう。ちょっと恥ずかしいかもしれませんが、相手は生き物です。動物と同じように、懸命に生きているのだと認識して、そして自分の声を確かに聴いているのだと意識して、接するようにしましょう。きっと愛情が湧いてくるはずです。
ラベンダーなどリラックス効果がある植物導入も効果的
サボテンなど比較的育てやすい植物の生育に慣れてきたら、もっと色々な植物にトライするのもありです。そうなるとすると、お手入れなどで、一日0.1%では足りなくなってくる可能性があります。その場合は一日1分ずつ増やしてほしいですが、相手は何分生き物です。オーバーしてしまって、一日数%分、行動を増やしてもO.K.です。
ラベンダーなど香りが良く、リラックス効果がある植物もありますので、そういったものを観葉植物として部屋に置くようになると、きっと気分が穏やかになったり、落ち着いたりしていくはずです。そうなれば、人間関係の改善にも直接的ではないですが、間接的に良い影響が出てくるので、効果があると言えます。
また、植物に愛情を以て接することは、つまるところ、他者への接し方の練習にもなります。人間関係の改善には、時に寛容さが求められます。何かを育てる喜びは、他者への寛容を自らの中に育みますので、まず簡単な植物の生育に取り組んでみることをお勧めします。