人間関係を改善する直接的な行動変化
このブログでは、人間関係がうまくいかない人向けに、まずは自分だけでできる行動で変化をはじめてくださいと伝えています。理由は、自分だけでできる行動の記事でも書いたように、毎日継続することが大切ということと、継続することで自信がついてきて、自信がつくことで副次的に人間関係が改善するという効果を期待しているためです。
もし、自分だけでできる行動を続けて自信がついてきても人間関係があまり変わっていない気がする、あるいは自信がついてきた気がしないなど、状況があまり改善しない時には、次のステップである他者へ向けた行動を変化に取り入れることが良いかもしれません。
他者へ向けた行動は、慎重に行う必要があります。他者の気持ちを損ねたり、その人間関係を悪化させては元も子もないので、そうならないようにしなければならないということです。この判断ができない内に、これから紹介していく他者向けの行動を行ったとしても、逆効果になってしまう可能性があることを忘れないでください。
もし、行ってもマイナスにならなさそうだと確信できる時、これから紹介する行動を試してみてください。人間関係がうまくいっていない時に、助けになる可能性があります。
では、マイナスになるかならないか、それを判断するために、人間関係がうまくいかない時がどんな時なのか、見てみることにしましょう。
人間関係がうまくいかない時ってどんな時?
人間関係がうまくいかない時は、どんな時が考えられるでしょうか。そこを把握できれば、あとはそれに関連した行動を変えていくだけなので、比較的簡単に改善ができます。
あくまでケースバイケースではありますが、これから2つのパターンに分けて、人間関係がうまくいかない時を考えてみます。
まず、一つ目は、自分の行動が周囲に悪い印象を与えている時です。たとえば、あいさつをするべきときにしない、目を合わせてコミュニケーションをしない、愛想がなさすぎるなどです。このケースでは、自分の行動を少しずつでも変えていけば良いので、改善は容易な部類です。また、改善が周囲に分かるレベルになると、むしろその努力が高く評価されて、一目置かれる可能性もあります。
続いて、二つ目は、相手が意地悪な人物である時です。たとえば、何らかの理由でその人物の癇に障り、集団内で孤立させられたり、事ある毎に邪魔をされたりなどといった場合です。このケースでは、自分の行動を変える時の質と量が非常に多大に求められます。一つ目のケースよりも、より強力な努力が必要になります。ただ、改善が全く不可能かと言われると、そうではないこともあります。もちろん、程度がひどいと、改善が不可能な場合もありますが。
このように、人間関係がうまくいっていない時は、物凄く簡単に言ってしまうと、自分が悪いか、相手が悪いか、の2パターンで理解できます。より複雑に事情が絡み合っていることもあるかと思いますが、元をたどればこの2パターンで理解できるでしょう。
そして、大事なことは、この2パターンとも、自分の行動を変えることで関係を改善することができるということです。相手(周囲、環境)が変わってくれれば、同様に状況は改善しますが、相手が変わるかどうかは神のみぞ知るところです。それを待つよりも、自分が先に変わることで状況を変えるためのものが、これから紹介していく行動になります。
ただし、学校・職場内でのひどく陰湿ないじめ、権力争いに巻き込まれた場合、犯罪的な性質を持った関係性(ストーカー、悪質な隣人など)などには通用せず、逆効果になる可能性もありますことをご注意ください。そのような専門性の高い状況下においては、弁護士や警察など専門家の助言を請うと良いです。このブログで想定しているのは、そのレベルまで至っていない人間関係の改善とご理解ください。