工作は集中力と手先を鍛える

これは折り紙などと似ている部分があります。工作というと、プラモデルなどの既製品組み立てから、段ボールなどの素材をオリジナルに組み立てるものまで、様々な幅があります。そのどれもで、集中力と手先の動きが大切になってきます。

また、折り紙よりも完成品を意識しながら組み立てを行っていくので、頭の中で完成品をイメージしながらの作業となり、プランニング力にも良い効果があるのではないでしょうか。

ただし、人間関係の改善のために一日0.1%行動を変えるという趣旨に沿えば、工作をすでに趣味にしている方にとっては、工作の時間を増やすことはあまり意味のないことです。その場合は別の行動をチョイスしてください。

しかし、普段、あまり工作をしていなかった、という方にとっては、中々最初は苦戦するかもしれませんし、程よい刺激になります。前述のように集中力と手先の動きが鍛えられますので、トライしてみてはいかがでしょうか。その場合、一日1分間ずつ、作業の工程を進めていってみることをお勧めします。

既製品組み立ての他、日曜大工などでもO.K.

工作というくくりは、実に幅広いもので、何かの素材をまったく別の役立つものや造形品に作り上げることを指せば、大抵は工作と言っても良いのではないでしょうか。その意味では、日用品を作る日曜大工でもこの範疇としたいです。

日曜大工が苦にならなくなれば、自分の生活を豊かにできます（D.I.Yというやつですね）。また、職場にもよりますが、ちょっとしたトラブルの時に活躍できるかもしれません。頼れる人という印象を周囲に与えることができれば、これは人間関係の改善に直接的に影響します。そうしたちょっとした活躍が、自分自身の印象として定着していきます。

また、工作は上手くなればなるほど、色々な物を自作できるようになっていくため、のめり込むと時間が経つのを忘れるほど作業に没頭する人もいます。その場合は、ゲームのやりすぎなどと同じように、生活リズムを壊さない程度に抑えるように自分で意識してください。工作のことばかりが頭に浮かんで仕事やこなすべき人間関係に支障をきたさないようにしてください。それくらい、はまってしまう人がいるのが工作です。

あくまで人間関係の改善のために、一日0.1%行動を変えるという趣旨の元で行うならば、難しいオリジナルのものよりも、まずは簡単な既製品を作成しましょう。アニメ作品のものや自動車など、幅広いジャンルの市販品から、自分の気に入ったものを選びましょう。完成予定図が載っている説明書が入っていますので、それを見ながら一日1分ずつ作業を進めていきましょう。