折り紙は意外と集中する必要がある
折り紙を最後にやったのはいつでしょうか。仕事や趣味にしている人もいるかもしれませんが、ほとんどの学生や社会人は折り紙をする機会がなくなっているのではないでしょうか。その折り紙、改めてやってみますと、意外と難しいです。
もちろん、適当に折るのであれば、それほどでもありません。しかし、形をちゃんと整えて、折り目もきっちり綺麗にしながらとなると、人によってはかなり時間や集中力を要します。手先も使います。そもそも手先が器用な人なら、造作もなくできてしまうかもしれませんが。
一日0.1%、つまり1分間の行動として考えると、折り紙は比較的手軽です。折り紙自体を文具屋さんなどで購入する必要はありますが、それ以外に手間はないです。時間帯も、自宅にいれば朝晩いつでもできますし、学校や勤め先の休み時間などでも可能でしょう(多少恥ずかしいかもしれません)。
折る際の作品としては、紙飛行機が一番簡単でしょうか。鶴や兜などでも良いです。自分の手先の器用さや習熟度に合わせて、1分間でできる程度から始めてください。折り方などは、ネットにたくさん転がっていますので、本などをわざわざ買う必要性は薄いでしょう。
手先を使えば脳にも良い刺激が
折り紙は手先を丁寧に使う必要がある行動です。手指というのは、脳の神経系の中で、もっとも多くの領域を使っているものの一つです。特に幼い頃には手指をたくさん使うことが発達に良いとされています。大人になってからは子どものように急激に発達することはありませんが、脳に刺激を与えるという意味では、手指を動かすのが大変効果的です。
そういった観点で言うと、折り紙を綺麗にこなすには集中して手先を使う必要があり、脳にも良いと言えるでしょう。普段、PCやスマホで指を使っている人が多いと思いますが、それとはまったく異なる手指の動かし方をする必要があるため、脳の良い運動になるわけです。
日常的にあまり使っていない手指の動かし方をすることは、最初は面倒に感じたり、途中でやめたくなったりするかもしれません(意外と難しかったりしますので)。しかし、そのように面倒に感じたり、労力を費やしていると感じてやめたくなるということは、脳が慣れないことをして負荷を感じている証拠です。負荷がかかることこそが、刺激ですので、実は慣れないことを一生懸命やることが脳を鍛えることにつながります。
また、ここで忘れてはならないのはあくまで、一日の内の0.1%分のみ折り紙をすれば良いということです。その程度であれば、多少負荷を感じても、最後まで折ることができるはずです。