日光浴で気分もついでに改善を図る
日光浴は、晴れた日であれば基本的に一年中行える行動です。道具は何も必要がありませんので、大変お手軽です。部屋にベランダ・バルコニーが無い、あるいは窓も無いという方は、玄関先や近くの公園などでもとにかく日光が当たっていれば良いです。強いて言えば、夏や冬では外気に触れることがきつい場合もあるかもしれません。その場合には、窓越しや部屋や日陰から一部分だけ出して浴びるというやり方でもO.K.としたいと思います。
一日の内の0.1%、つまりは約1分程度であれば、日光浴をするのは時間さえ確保できれば造作もないでしょう。もしかしたら、1分程度では物足りないという人もいるかもしれません。その時は、いきなり2分以上などするのではなく、次の日に2分、さらにその次の日に3分と時間を伸ばしましょう。あくまで一日0.1%、1分ずつ積み重ねをしていくことを意識してください。
なお、雨の日など日光浴が天候の影響で行えない場合、予定していた時間には別の行動を取り入れてください。日光浴自体は下記にもあります通り、色々な良い効果があるので、晴れの日であれば積極的に取り入れることをお勧めします。
日光浴で一石二鳥
日光浴には、生活リズムを整えたり、抑うつ的な気分(うつ病につながるような、いわゆる落ち込んだ状態の気分のこと)を改善する効果があると言われています。当ブログの趣旨とは外れますが簡単に説明しておきたいと思います。
まず、人間の体には体内時計と呼べる仕組みがあって、生活のリズムをつかさどっています。人間の場合、一日が25時間以上とセットされており、何もせずに過ごすと、起床時間など一般的な生活リズムがどんどん夜型に移っていきます。これを24時間にリセットするのが日光などの強い光です。日光を朝起きたてに浴びることで、体内時計がリセットされ、24時間の生活リズムが作られるということです。
朝に浴びることが重要で、たとえば、夜遅くにPCやスマホなどの画面から強い光を浴びてしまうと、体内時計が勘違いをしてリセットしてしまい、生活リズムが崩れやすくなります。日光浴をするのであれば、お昼や夕方ではなく朝の時間帯が望ましいでしょう。
さらに、日光には抑うつ的な気分を改善する効果があると言われています。逆に日照時間が少なく日光を浴びる時間が相対的に少なくなる地域では、抑うつ的になりやすいとされています。日本で言えば、秋田県など積雪地域が指摘されることがあり、世界で言うと、スウェーデンやノルウェーなど北欧地域に言及されることがあります。秋田県など積雪地域にお住まいの方は、意識して日光浴されると良いかと思います。
ついでに付け加えると、日光は骨を作るのに重要なビタミンDを生成します。骨を作るために必要なビタミンDの実に半分以上は、外で日光を浴びることによって生成されるので、これもメリットになります。ちなみに、お化粧や日焼け止めをしてしまうと効果が薄れてしまうので、お肌のお手入れを気になさる方はその辺りの塩梅に気を付けてください。
こういった人間関係とは少し外れた豆知識的なことも頭に入れておくと、継続しやすくなります。一石二鳥は絶対にお得です。頭でそれを理解しておけば、続けやすくなるはずです。一日に0.1%ずつ、自分の生活にマッチする範囲内で日光浴を取り入れてみてください。